11月30日(水)~12月11日(日)上映案内
桜色の風が咲く(バリアフリー日本語字幕付き) 10:00~12:00
《 この世界には、それでも光が満ち溢れている 》
教師の夫、三人の息子とともに関西の町で暮らす令子(小雪)。末っ子の智(田中偉登)は幼少時に視力を失いながらも、家族の愛に包まれて天真爛漫に育つ。やがて令子の心配をよそに東京の盲学校で高校生活を謳歌。だが18歳のときに聴力も失う…。暗闇と無音の宇宙空間に放り出されたような孤独にある息子に立ち上がるきっかけを与えたのは、令子が彼との日常から見出した、あるコミュニケーションの“手段”だった。勇気をもって困難を乗り越えていく母子の行く手には、希望に満ちた未来が広がっていく…。 世界で初めて盲ろう者の大学教授となった東京大学先端科学技術研究センター教授・福島智さんと母・令子さんの実話を基に描いた人間ドラマ。
全て<バリアフリー日本語字幕付>での上映。聴こえづらい方も一緒にお楽しみいただけます。
(C)THRONE / KARAVAN Pictures
秘密の森の、その向こう 12:30~13:45
《 それは8歳のママだった―― 》
8歳のネリーは両親と共に、森の中にぽつんと佇む祖母の家を訪れる。大好きなおばあちゃんが亡くなったので、母が少女時代を過ごしたこの家を、片付けることになったのだ。
だが、何を見ても思い出に胸をしめつけられる母は、何も言わずに一人でどこかへ出て行ってしまう。残されたネリーは、かつて母が遊んだ森を探索するうちに、自分と同じ年の少女と出会う。母の名前「マリオン」を名乗る彼女の家に招かれると、そこは“おばあちゃんの家”だった…。
「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、娘・母・祖母の3世代をつなぐ喪失と癒しの物語をつづった作品。2021年・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。
いずれの映画サイトでも4点以上のハイスコアの作品をお見逃しなく!
(C) 2021 Lilies Films / France 3 Cinema
マイ・ブロークン・マリコ 14:10~15:40
《 勝手に逝った、あんたのために。 》
ブラック企業に勤め鬱屈した日々を送っていた会社員・シイノトモヨ(永野芽郁)は、親友のイカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことをテレビのニュースで知る。マリコは幼い頃から、実の父親にひどい虐待を受けていた。そんなマリコの魂を救うため、シイノはマリコの父親のもとから遺骨を奪うことを決意。マリコの父親と再婚相手が暮らす家を訪れ、遺骨を強奪し逃亡する。マリコの遺骨を抱き、マリコとの思い出を胸に旅に出るシイノだったが…。
原作は平庫ワカの同名コミック。2019年にオンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載されるやいなや、 毎話SNSでトレンド入りし、翌年出版された単行本は即重版が決定するなど、爆発的な反響を呼んだ話題作。
永野芽郁さんの爆発する“エモい”演技をスクリーンでぜひどうぞ!
(C)2022映画「マイ・ブロークン・マリコ」製作委員会