4月13日(水)~4月16日(土)上映作品紹介

高津川  10:00~12:00

(2019年製作/113分/日本)

《毎日を何気なく過ごしていると 
足元にある 小さな幸せに 気づかないものだ》

一級河川・高津川を舞台に、歌舞伎の源流ともいわれる「石見神楽」の伝承を続けながら、人口流出に歯止めのかからない地方の現実を前に懸命に生きる人々を描いたドラマ。山の上の牧場を経営する斉藤学(甲本雅裕)は、息子の竜也が地元の誇りである神楽の稽古をさぼりがちになっていることに心を痛め、また、多くの若者たちと同じように、いずれ息子がこの土地を離れてしまうのではないかと心配していた。そんな中、学の母校である小学校が閉校になることを知らされることに…。

監督、脚本は「白い船」の錦織良成。NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』にも出演した甲本雅裕が初主演を果たした今作。街をたたえるような美しい映像を是非スクリーンでご覧ください。

夢みる小学校 13:00~14:31

(2021年製作/91分/ドキュメンタリー)

《おとなも子どもも、こんな学校に行きたかった!》

自分のままでいいんだよ。
ひとりひとりの個性を大切にした子どもファーストな3つの学校が登場。わくわくがとまらない”ミライの教育ドキュメンタリー”の誕生。

映画には、”自由な公立学校”も登場します。
60年間成績通知表や時間割りがない「体験型総合学習」を続ける公立小学校、伊那小学校。校則、定期テストをやめた、世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦前校長。実は、公立学校にもこんなに自由があったことに驚かれるでしょう。あなたの町の小学校も、「夢みる小学校」なのです。

全国900箇所で上映された大ヒット映画「いただきます」シリーズのオオタヴィン監督が「きのくに子どもの村学園」に1年間密着。
ナレーションは、吉岡秀隆。エンディングテーマは、ザ・ブルーハーツ。
出演は、堀真一郎(きのくに子どもの村学園学園長)、福田弘彦(伊那市立伊那小学校校長)、西郷孝彦(桜丘中学校前校長)、茂木健一郎(脳科学者)、尾木直樹(教育評論家)、辻信一(文化人類学者)、高橋源一郎(作家)  

(c)まほろばスタジオ

ドライブ・マイ・カー 14:50~17:50

(2021年製作/179分/PG12/日本)

《 計り知れない喪失と仄かな希望 》

舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。

主人公・家福を西島秀俊、ヒロインのみさきを三浦透子、物語の鍵を握る俳優・高槻を岡田将生、家福の亡き妻・音を霧島れいかがそれぞれ演じる。第94回アカデミー賞では日本映画史上初となる作品賞にノミネートされたほか、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞とあわせて4部門でノミネートとなる快挙を達成

※17日(日)は17:00~の上映となりますのでご注意下さい。