9月7日(水)~11日(日)上映案内

PLAN75 10:00~11:55

《 果 た し て 、 是 か 、 非 か ― 》

 夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>申請窓口で働くヒロムと、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン75>関連施設に転職。果たして、<プラン75>に翻弄される人々が最後に見出した答えとは…。

(C)2022「PLAN75」製作委員会 / Urban Factory / Fusee

こちらあみ子 12:10~13:55

応答せよ応答せよ」あの頃の私が呼んでいる。

 あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しいお父さん、いっしょに遊んでくれるお兄ちゃん、書道教室の先生でお腹に赤ちゃんがいるお母さん、憧れの同級生・のり君、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていく。奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありようが生き生きと描かれる。ひとり残された家の廊下で。みんな帰ってしまった教室で。オバケと行進した帰り道で。

いつも会話は一方通行で、得体の知れないさびしさを抱えながらもまっすぐに生きるあみ子の姿は、常識や固定概念に縛られ、生きづらさを感じている現代の私たちにとって、かつて自分が見ていたはずの世界を呼び覚ます。芥川賞受賞作家・今村夏子のデビュー作を映画化。あみ子役は、330人のオーディションの中から見いだされた新星・大沢一菜(おおさわ・かな)。両親役には、日本を代表する俳優である井浦新と尾野真千子。

         (C)2022「こちらあみ子」フィルムパートナーズ

 シン・ウルトラマン 14:20~16:15

空想と浪漫。 そして、友情。

 「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる。

日本を代表するキャラクター「ウルトラマン」を新たに映画化。企画・脚本・総監修は、自身もウルトラマンシリーズのファンであることを公言する庵野秀明。空想と浪漫。そして、友情。ウルトラマンの企画・発想の原点に立ち還りながら、世界観を現代社会に置き換えて再構築した。

(C)2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ