9月14日(水)~18日(日)上映案内

 LOVE LIFE (バリアフリー字幕版)  10:00~12:05

《 孤独を抱いて、自由になる 》

再婚した夫・二郎と愛する息子の敬太と、日々の小さな問題を抱えながらも、かけがえのない時間を過ごしていた妙子(木村文乃)。しかし、再婚して1年が経とうとしたある日、夫婦は悲しい出来事に襲われる。そして、悲しみに沈む妙子の前に、失踪した前の夫であり敬太の父親でもあるパクが戻ってくる。再会を機に、ろう者であるパクの身の回りの世話をするようになる妙子。一方の二郎も、以前つきあっていた女性の山崎と会っていた。悲しみの先で妙子は、ある選択をする…。

ミュージシャンの矢野顕子が1991年に発表したアルバム「LOVE LIFE」に収録された同名楽曲をモチーフに、「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語を描いた。監督は「淵に立つ」でカンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得ている深田晃司。世界から注目される現代の奇才・深田晃司監督の最新作。

(C)2022映画「LOVE LIFE」製作委員会&COMME DES CINEMAS

シン・ウルトラマン 12:20~14:12

 空想と浪漫。 そして、友情。 》

「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる。

日本を代表するキャラクター「ウルトラマン」を新たに映画化。企画・脚本・総監修は、自身もウルトラマンシリーズのファンであることを公言する庵野秀明。空想と浪漫。そして、友情。ウルトラマンの企画・発想の原点に立ち還りながら、世界観を現代社会に置き換えて再構築した。

         (C)2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

 PLAN75 14:30~16:25

《 果 た し て 、 是 か 、 非 か ― 》

 夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>申請窓口で働くヒロムと、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン75>関連施設に転職。果たして、<プラン75>に翻弄される人々が最後に見出した答えとは…。

(C)2022「PLAN75」製作委員会 / Urban Factory / Fusee