3月4日(水)~3月8日(日)上映スケジュール

国宝 9:30~12:30

 ただひたすら、共に夢を追いかけたー》

 李相日監督が「悪人」「怒り」に続いて吉田修一の小説を映画化。任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男の激動の人生を描いた人間ドラマ。

任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう。喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は彼を引き取り、喜久雄は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むことに。喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介と兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていく。そんなある日、事故で入院した半二郎が自身の代役に俊介ではなく喜久雄を指名したことから、2人の運命は大きく揺るがされる。

主人公・喜久雄を吉沢亮、喜久雄の生涯のライバルとなる俊介を横浜流星、喜久雄を引き取る歌舞伎役者・半二郎を渡辺謙、半二郎の妻・幸子を寺島しのぶ、喜久雄の恋人・春江を高畑充希が演じた。脚本を「サマー・ウォーズ」の奥寺佐渡子、撮影をカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「アデル、ブルーは熱い色」を手がけたソフィアン・エル・ファニ、美術を「キル・ビル」の種田陽平が担当した。2025年・第78回カンヌ国際映画祭の監督週間部門出品。

2025年6月6日に封切られて大ヒットとなり、同年11月には「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年公開、173.5億円)の興行収入を超え、22年ぶりに邦画実写の歴代ナンバーワンの記録を塗り替えた。さらに、第98回アカデミー賞では日本作品で初となるメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた。

(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

 劇場版 緊急取調室 THE FINAL 12:50~14:50

 最後の敵は内閣総理大臣。》

 天海祐希主演の人気テレビドラマ「緊急取調室」のシリーズ完結編となる劇場版。

可視化された特別取調室で厄介な被疑者と対峙する捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」。超大型台風の連続発生により日本が非常事態に陥る中、内閣総理大臣・長内洋次郎が災害対策会議に遅れて到着したことから、その「空白の10分」を糾弾する男・森下弘道が長内総理を襲撃する事件が起こった。真壁有希子らキントリチームは取調べを開始するが、森下は犯行動機を語らず、長内総理との面会を要求。そんな中、長内総理にある疑惑が浮上し、真壁は真相解明のため長内総理の事情聴取に乗り出す。

主演の天海祐希をはじめ、田中哲司、速水もこみちらテレビドラマ版のキャストが再結集。そのほか石丸幹二、佐々木蔵之介が出演。

(C)2025劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会

新解釈・幕末伝 15:10~17:10

 教科書には載っていない、英雄たちの物語ー》

 「新解釈・三國志」で中国の「三國志」を独自のユーモアを交えた解釈で描いた福田雄一監督が、これまでもさまざまな映画やドラマ、小説などで描かれた激動の時代・幕末を新たな切り口で描く歴史エンタテインメント。福田監督作品でおなじみのムロツヨシと佐藤二朗が主演を務めた。

1800年代中期、260年続いた江戸時代は終わりを迎えようとしていた。日本の未来を変えるべく立ち上がったのは、のちに「幕末のヒーロー」と呼ばれる坂本龍馬と西郷隆盛だった。大きな時代の波とともに、数々の革命的な出来事が繰り返され、やがて明治という新たな時代が幕を開ける。その裏には、誰もが想像できなかった戦いと友情の物語があった。

革命の志士・坂本龍馬役をムロツヨシ、幕末の英雄・西郷隆盛役を佐藤二朗が演じる。さらに山田孝之、広瀬アリス、渡部篤郎、岩田剛典、矢本悠馬、松山ケンイチ、染谷将太ら豪華キャストが集結し、「幕末」の新解釈を講義する歴史学者役で市村正親が出演する。

(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

 Black Box Diaries 17:30~19:15

 日本人監督で初めて、第97回米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート》

 映像ジャーナリストの伊藤詩織が長編初監督を務め、自身の受けた性暴力について調査に乗りだす姿を記録したドキュメンタリー。

2017年に伊藤監督が元テレビ局員の記者からの性的暴行被害を訴えた記者会見の直後から、延べ8年をかけて製作。スマートフォンに残していた当時の思いなどをもとに構成し、日本社会が抱える数々の問題を浮き彫りにしていく。「新聞記者」「月」などの映画製作会社スターサンズが製作を手がけ、イギリス・アメリカとの共同製作により完成させた。

サンダンス映画祭の国際長編ドキュメンタリーコンペティション部門への出品をはじめ、世界各地の50以上の映画祭で上映され18の賞を受賞。ドキュメンタリー界のアカデミー賞と言われるIDAドキュメンタリー賞にて新人監督賞を受賞した。2025年・第97回アカデミー賞で、日本人監督として初めて長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。日本では、当事者から指摘を受けたところなど一部表現を修正したバージョンの「日本公開版」として劇場公開。

(C)Star Sands , Cineric Creative , Hanashi Films