7月30日(水)〜8月10日(日)上映スケジュール

  映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン 9:40~11:00

 二人なら、戦える。》

 シリーズ累計発行部数が全世界3000万部を超える人気児童書「おしりたんてい」の長編劇場版アニメ3作目。名探偵おしりたんていと宿命のライバルである大泥棒かいとうUがタッグを組んで事件に挑む。

 「アイドルコンテストから失踪した親戚を捜してほしい」とコアラちゃんから依頼された、おしりたんてい。コンテスト会場のあるスターダス島は、国際犯罪組織「かいとうアカデミー」の本部がある場所でもあった。おしりたんていは、ワンコロけいさつからの捜査依頼も受けて、アイドルを装ってスターダス島に潜入することに。一方、同じ頃、大泥棒かいとうUも、スターダス島の地下に潜むアカデミーの本部に迫っていた。かいとうUは、アカデミーから「月光石」という秘石を取り戻そうとしていた。アカデミーの企みを阻止するため、おしりたんていとかいとうUは一時的に協力することになるが……。

 映画公開と同時期の2025年3月刊行の原作本「おしりたんてい たいけつ!かいとうアカデミー スターサイド」「おしりたんてい たいけつ!かいとうアカデミー ムーンサイド」のストーリーに、映画オリジナルの要素も加えて描く。人気7人組アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」が主題歌を担当しているほか、劇中のアイドルコンテスト出場者のアイドル役で声の出演も果たしている。

(C)トロル・ポプラ社/2025「映画おしりたんてい」製作委員会

 名探偵コナン 隻眼の残像 11:20~13:10

 眠っていた記憶が、目を覚ます――》

 国民的大ヒットアニメシリーズ「名探偵コナン」の劇場版28作目。毛利小五郎と長野県警の隻眼の警部・大和敢助がキーパーソンとなり、長野の雪山を舞台に巻き起こる過去と現在の事件を描く。

 長野県・八ヶ岳連峰の未宝岳。長野県警の大和敢助は雪山である男を追っていたが、男が放ったライフル弾が左眼をかすめ、同時に起こった雪崩に巻き込まれて負傷してしまう。それから10カ月後。敢助は、天文台の施設研究員が襲撃された事件の捜査のため現場へ駆けつける。しかし、天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、雪山の事件で負傷して失明していた敢助の左眼が、なぜか激しくうずくのだった。そしてその夜、毛利探偵事務所には、小五郎の警視庁時代の同僚だった「ワニ」と呼ばれる刑事から電話が入る。ワニは未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があったというのだが……。

 ゲスト声優に山田孝之と山下美月。監督は、過去の劇場版「名探偵コナン」などの演出に携わってきたアニメーター・演出家の重原克也。脚本は劇場版「名探偵コナン」のほか、「相棒」「科捜研の女」などの実写作品も多く手がける櫻井武晴。

(C)2025 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

  かくかくしかじか 13:30~15:40

 描くことでしか、言えなかった。》

 「海月姫」「東京タラレバ娘」など数々のヒット作を生み出してきた人気漫画家・東村アキコが自伝的作品として描き、第8回マンガ大賞および第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した漫画「かくかくしかじか」を実写映画化。漫画家を目指す少女と恩師である絵画教師との9年間にわたる軌跡を描く。

 宮崎県に暮らす、お調子者でぐうたらな女子高生の林明子は、幼い頃から漫画が大好きで、将来は漫画家になりたいという夢を抱いている。その夢をかなえるべく美大進学を志す明子は、受験に備えて地元の絵画教室に通うことになった。そこで出会ったのが、竹刀片手に怒号を飛ばすスパルタ絵画教師の日高先生だった。何があっても、どんな状況でも、生徒たちに描くことをやめさせない日高。一方の明子は、次第に地元の宮崎では漫画家になる夢をかなえることはできないと思うようになっていき、日高とすれ違っていくが……。

 原作者の東村アキコが自ら脚本を手がけ、製作にも名を連ねた。主人公の明子を永野芽郁が演じて主演を務め、日高先生役を大泉洋が務めた。そのほか、見上愛、畑芽育、鈴木仁、神尾楓珠、津田健次郎、有田哲平、MEGUMI、大森南朋ら豪華キャストが共演。監督は、「地獄の花園」でも永野芽郁とタッグを組んだ関和亮。

(C)東村アキコ/集英社 (C)2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会

  劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折  16:00~17:55 

 最強の2人 もう戻れない青い夏》

 芥見下々の大ヒットコミックを原作とするテレビアニメ「呪術廻戦」の第2期で放送されたエピソード「懐玉・玉折」全5話の総集編となる劇場版。のちに「最強の呪術師」と呼ばれる五条悟と「最悪の呪詛師」と呼ばれる夏油傑がともに過ごした青春時代を描く。

 2006年、春。呪術高専の同級生で親友でもある五条悟と夏油傑は、コンビを組んで数々の任務をこなしていた。向かうところ敵なしの彼らのもとに、不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届く。その内容は、天元との適合者である「星漿体(せいしょうたい)」の少女・天内理子の護衛と抹消というものだった。呪術界の転覆をもくろむ呪詛師集団や天元を崇拝する宗教団体から理子を守る任務に就く2人だったが、やがて伏黒を名乗る凄腕の術師殺しが星漿体暗殺を狙い介入してくる。

 全編の音楽は5.1chサラウンドの劇場環境に合わせて再ミックスされ、一部楽曲は劇場版用にアレンジされた。さらに、テレビアニメのオープニングテーマをアレンジしたキタニタツヤの「青のすみか (Acoustic ver.)」を主題歌に起用。新規映像のミニアニメ「劇場版総集編じゅじゅさんぽ」も上映。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会