1月10日(水)~21日(日)上映スケジュール
正欲 9:45~12:00
《観る前の自分には戻れない》
朝井リョウの同名ベストセラー小説を、稲垣吾郎と新垣結衣の共演で映画化。家庭環境、性的指向、容姿などさまざまな“選べない”背景を持つ人々の人生が、ある事件をきっかけに交差する姿を描く。
横浜に暮らす検事の寺井啓喜(稲垣吾郎)は、不登校になった息子の教育方針をめぐり妻と衝突。広島のショッピングモールで契約社員として働きながら実家で代わり映えのない日々を過ごす桐生夏月(新垣結衣)は、中学の時に転校していった佐々木佳道(磯村勇斗)が地元に戻ってきたことを知る。大学生の諸橋大也(佐藤寛太)は準ミスターに選ばれるほどの容姿だが、心を誰にも開かずにいる。
第36回東京国際映画祭・最優秀監督賞および観客賞を受賞。
(C)2021 朝井リョウ/新潮社 (C)2023「正欲」製作委員会
ゴジラ-1.0 12:15~14:20
《戦後、日本。無(ゼロ)から負(マイナス)へ》
日本が生んだ特撮怪獣映画「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、通算30作目。
タイトルの「−1.0」の読みは「マイナスワン」。舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。
戦争から生還するも両親を失った主人公の敷島浩一を神木、焼け野原の戦後日本をひとり強く生きるなかで敷島と出会う大石典子を浜辺が演じる。そのほか山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介と実力派豪華キャストが共演。
(C)2023 TOHO CO.,LTD.
キリエのうた 14:40~17:40
石巻、大阪、帯広、東京を舞台に、歌うことでしか声を出せない住所不定の路上ミュージシャン・キリエを達男女4人の13年間にわたる切なくも温かい愛の物語。
儚い命と彷徨う心、そこに寄り添う音楽。 “あなた”がここにいるから。13年に及ぶ魂の救済を見つめたこの物語は、スクリーンを越えて“貴方”の心と共振し、かけがえのない質量を遺す。
監督は岩井俊二。2023年6月に解散した人気グループ「BiSH」のメンバーとして活躍してきたアイナ・ジ・エンドがキリエ役で映画初主演を果たし、主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」を歌唱するほか劇中曲として6曲を制作。「SixTONES」の松村北斗が夏彦、「リップヴァンウィンクルの花嫁」の黒木華がフミ、「ラストレター」の広瀬すずがイッコを演じる。
(C)2023 Kyrie Film Band